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勤めていた銀行で知り合ったエリートの和彦と結婚し、何不自由ない生活を送る専業主婦の杏子だが、夫の様子が気にかかる。元同僚の佐織に聞くと、大きなミスをおかし、さらに痴漢疑惑がかかり、支店長候補だった和彦は異動になり、今やクビ寸前らしい。将来を案じ働く事にした杏子は、久し振りの通勤ラッシュで痴漢にあい、それから同じ男に毎日尻をまさぐられる。何かと話し相手になってくれる、隣に住む美里に話をすると、慰めるかのように杏子にキスし、和彦との冷えきった夫婦関係を見透かすように、体を触ってきた。翌日、今日こそ痴漢を突き出そうとするが、男は何もしてこない。気になったまま電車を降りるが、街で痴漢の男に声をかけられ、ずっと思いを寄せていたと告白される。名ばかりの夫婦関係、美里の大胆な行動…全てが引き金となり、杏子はひと夜限りの慰めを求め、誘われるままホテルへ行ってしまう。だがそこで猥らな姿をカメラに撮られ杏子は後悔の涙を流す。それをあざ笑う美里こそ、和彦の失墜や杏子の痴漢を陰で操る首謀者だった！
